オンラインカンファレンス向け事前収録の術
背景: CNDT2020 フルオンライン開催とセッション公募延長のお知らせ にある通り、今年の CloudNative Days Tokyo はオンラインで開催され、講演方法は次の3つから選択してください、とのことであった。
(1) ご自宅からのリアルタイム配信
(2) 録画による配信(事前に録画データを提供いただきます)
(3) ネットワーク・録画環境に不安がある場合は、配信会場にお越し頂き講演(感染防止対策を徹底します)
そこで、今回は「(2) 録画による配信」を選択してみたので、調べた自宅収録のやり方を記録しておくメモ。
自宅収録ツール
リアルタイム配信の場合は次のような映り方にするとのことだったので、できるだけスライドと自身を合成して収録してみる。
このような収録には YouTuber 御用達の OBS を使うとできるようだ。OBS の使い方については YouTube に解説動画がたくさん上がっているので習得するのは難しくない。例えば私はこちらの動画で学ばせてもらった。
【初級者編】日本一わかりやすいOBS配信方法 Youtube Facebook 生配信
動画の切り貼りについては Mac であれば Quicktime もしくは iMovie でも十分にできるようだ。最初は Quicktime を使ってみたのだが、私の環境では保存時にエラーが出てイライラしたので iMovie で編集した。
iMovieで動画をトリミングする方法やその他の機能まとめ
iMovie の場合は音の波形も表示されるので、スピーチの範囲を波形からあたりをつけて、クリップを分割 > 削除、という流れで不要な範囲を削っていくとリズムよく編集できた。
自宅収録をやってみた感想
良かった点
- ツールは意外と無料でなんとかなった
- 何度もリテイクができるのはありがたい
- 時間調整も容易。特に短くするのは発話の間をカットするだけで済む。
- カメラ周辺に台本をおけば、台本を読んでいてもバレにくそう。
困難な点
- リテイクが可能な一方、何度もリテイクしてしまって時間が浪費される
- 完成したものを見てみると、リアルタイムで発表する時のような熱量がこもっておらず、少し盛り上がりに欠けたものになってしまったかもしれない。何度もリテイクをして段々と疲れてくるせい。
- 数時間経ってからリテイクすると声のトーンが違ったり自分の位置が違ったりするので、バレないようにリテイクするのは難しい (諦めた
- 子供たちが寝静まった時間を狙う必要があった。指向性マイクを使っているので本当はそこまで気にしなくても良かったかもしれない。
- 編集で短くするのは容易だったが、長くするのは難しい。スローにするなどの手はありそうだが、無料ソフトだとそのような微調整はサポートされていなかった。
改善点
- そこそこCPUを使うので、もう少しマシンパワーのある機種が欲しい
- 最初から台本を用意してしまった方が手早く終えられた